適度な運動とトレーニングは健康のために必要ではないでしょうか。歩くだけ、ラジオ体操だけ、など内容は人によって様々です。
ただ食事を工夫することも、運動の効果を高めるための大切なポイントです。
運動はエネルギー源となる糖質や筋肉の元となるたんぱく質、糖質やたんぱく質の代謝をサポートするビタミンなどの栄養素を必要とします。
そのため、それぞれの栄養素をバランス良く摂ることが重要なのです。
栄養バランスの取れた食事にするためには、和定食のような食事内容にするのがおすすめです。
ごはんやパンなどの糖質を主に含んでいる主食、肉や魚、卵などのたんぱく質を主に含んでいる主菜、野菜やきのこ、海藻などのビタミンやミネラルを主に含んでいる副菜をそろえると栄養バランスが良くなりますよ。
厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食事バランスガイド」は、1日の食事バランスを整えるポイントが紹介されています。
理想的な食事の食材と量をイラストで分かりやすく提示されているので、参考にしてくださいね。
また、食べるタイミングを意識することも重要です。
空腹状態で運動するとエネルギー不足となりパフォーマンスが落ちてしまい運動の効果が期待できない恐れがあります。
そのため、できるだけ空腹状態でのトレーニングは控えましょう。
ただし満腹の状態でトレーニングを行うことも禁物です。
食後は食べ物の消化により胃腸が活発にはたらくため、胃腸が多くの血液や酸素を必要とします。
しかし食べてすぐに激しい運動をすると血液が筋肉や肺に流れ、胃腸への血液や酸素が不足して消化機能が低下してしまいます。
この消化不良が影響して腹痛や吐き気を催す恐れがあるため、満腹状態での運動もできるだけ控えたいところです。
多くの食べ物の消化時間はおよそ数時間といわれているため、食事をして数時間後に運動することが望ましいでしょう。
このように、食事内容や食事のタイミングを工夫することで運動の効果を高められるのですね。