50代こんな事に気をつけよう

50代からの努力次第で老後が変わります。

筋肉は使わなければ萎縮して衰えますが、適度に使えば強くなります。80歳以上の高齢者でも筋力トレーニングで筋肉の萎縮が改善することがわかっていますので、50代からでも遅すぎるということはまったくありません。老化は避けられませんが、筋肉を日常生活の中で意識的に使えば、筋力の低下スピードは遅らせることができます。積極的に歩くことを心がけるだけでも、足腰の筋力はアップできるのです。

ウォーキングをはじめとする日常の筋力トレーニングは、今日からでも始められる簡単な運動でありながら、筋力維持や筋力アップだけにとどまりません。

また50代は生きていくために必要最低限のエネルギー量、基礎代謝量が低下するため肥満になりやすくなります。筋トレで筋肉量が増えれば基礎代謝量が上がり、生活習慣病の原因のひとつである肥満を解消することができます。

筋力を高めることは、50代以降の女性に多い骨粗鬆症による骨折予防にも効果的です。

無理のない範囲で、体を動かす習慣をつけましょう。

50代になると男女とも、肝臓がん、食道がん胃がん、肺がんなど、さまざまながんになるリスクが高くなります。40代と比べると肺がんでは約4倍、食道がんでは約5.5倍に罹患率が上がっています*。女性の場合は、大腸がん、子宮体がんの罹患率が、40代に比べると2倍以上高くなっています。

健康診断や人間ドッグなど定期的に受けるようにしませんか。

健康な身体を保つには生活習慣とともに、自分の身体をちゃんと知っておくことも大切です。

また早期発見は早期治療に繋がります。高血圧も早くから治療することで様々な病気へのリスクを下げられるかもしれません。

 

50代の脳卒中の患者数は、40代の2倍以上になるとのことです。日頃から、禁煙、体重や血圧の管理、適度な運動、飲酒はほどほどを心がけるなど、脳卒中のリスクを減らす生活習慣を守ることが肝心です。高血圧、脂質異常、高血糖の人は動脈硬化を促進させる危険性が高まりますので、生活改善や医師の指導のもとに症状を悪化させないよう注意しましょう。

 

ストレスが病気の引き金になることもあります。

心筋梗塞を含む虚血性心疾患は50代から急増し、患者数は40代の2.5倍以上だそうです。肥満、喫煙などの危険因子はもとより、過度のストレスもリスクを高めます。気のおけない友人とのおしゃべり、スポーツ、趣味、カラオケなど、日頃からストレスを上手に解消することが大切です。また、高血圧、脂質異常、高血糖の人は動脈硬化を促進させる危険性が高まりますので、生活改善を心がけ、肥満解消にも努めましょう。

心も身体も毎日健やかでいたいですね。